今さら聞けない!メイカー(Maker)とテイカー(Taker)の違いについて解説

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こんにちは、ラテマエです!

このブログでは、FIRE(早期リタイア)を目指す過程で学んだことや生活に役立つ情報を発信しています。

仮想通貨市場が2017年以来の盛り上がりを見せており、Twitterでも仮想通貨に関するツイートが多く見られるようになりました

私もTwitterでつぶやいているのですが、ツイートでよくみかけるのが

「メイカーとテイカーって何が違うの?」

といったツイートです。

そのツイートに関して色々返答されているのですが、間違って解釈をしてる人が多いということがわかりました。

特に多いのが、「指値がメイカー、成行がテイカー」という解釈です。

ほぼ正解なんですが、指値でもテイカーになることがあります

そこで今回は、

メイカー(Maker)とテイカー(Taker)の違い

について実際の画面を使って解説します。

この違いがわかれば、取引手数料がお得になるのでぜひ最後まで読んでください!

メイカー(Maker)とテイカー(Taker)の違い

メイカーとテイカーの違いを理解する前に、取引所の「板(book)」について理解する必要があります。

まずはこの「板(book)」について解説します。

「板」について知っている方は読み飛ばしてください。

取引所の「板(book)」とは

仮想通貨を取引するには、GMOコインやコインチェックなどの仮想通貨交換業者に口座を開設する必要があります。

そして、仮想通貨交換業者には「取引所形式」と「販売所形式」の2つの形態があります。

「板」は「取引所形式」で使われるもので、投資家の注文を一覧表示したものです。

国内交換業者のGMOコインの板を見てみましょう。

下図はある時点における仮想通貨XRPの板です。

板(book)

板を見るときに注目すべき点は以下の3つです。

①売り板:XRPを売りたい投資家の値段と数量を表示

②買い板:XRPを買いたい投資家の値段と数量を表示

③現在値:直近で売買が成立した値段

XRPを51.100円でを1,000枚売りたい投資家や、51.000円で31,490枚買いたい投資家がいることがわかります。

仮に51.100円で100枚買うと、現在値は51.100円、51.100円の売り板の枚数は900枚に変わります。(下図参照)

板(book)

メイカー(Maker)とは

「板(book)」を理解できたところで、メイカーとテイカーについて解説していきます。

まずメイカーを教科書的にいうと「板に並ぶ価格で注文を出すこと」です。

これだけだとよくわからないので、先ほどの板を見てみましょう。

例えば、「51.000円で100枚買う」という指値注文を出すとします。

51.000円で売りたい投資家はこの時点ではいませんので、51.000円の買い板の数量が31,490から31,590に変わります。(下図参照)

メイカー(Maker)

この指値注文は板に並んだため、メイカーとなります。

では別に、「51.050円で100枚買う」という指値注文を出すとします。

この場合も51.050円で売りたい投資家はこの時点ではいませんので、51.050円の買い板が新たに作られます。(下図参照)

メイカー(Maker)

この指値注文は板に並んだため、メイカーとなります。

売りの注文も考え方は同じです。

例えば、「51.100円で100枚売る」という指値注文を出すとします。

51.100円で買いたい投資家はこの時点ではいませんので、51.100円の売り板の数量が1,000から1,100に変わります。(下図参照)

メイカー(Maker)

まとめると、次の指値注文はメイカーになります。

  1. 売り板の中で最も安い値段より安い値段の買い指値注文
  2. 買い板の中で最も高い値段より高い値段の売り指値注文

メイカー(Maker)

テイカー(Taker)とは

テイカーを教科書的にいうと「板に並んでいる価格に注文を出すこと」です。

わかりやすいように、先ほどの板を見てみましょう。

例えば、100枚の成行の買い注文を出すとします。

成行は「値段はいくらでもいい」という注文なので、売り板の一番安い値段51.100円で売買が成立し、売り板の枚数が1,000から900に変わります。(下図参照)

テイカー(Taker)

この成行注文は板に並ばずにすぐに売買が成立したので、「テイカー」となります。

では別に、「51.100円で100枚買う」という指値注文を出した場合はどうでしょうか。

51.100円で1,000枚売りたい投資家がいるので、51.100円で売買が成立し、売り板の枚数が1,000から900に変わります。(下図参照)

テイカー(Taker)

この指値注文も板に並ばずにすぐに売買が成立したので、「テイカー」となります。

メイカー、テイカーの間違った解釈でもっと多いのがこれです。

指値注文は必ずしもメイカーになるわけではなく、テイカーになる場合がある

まとめると、次の注文はテイカーになります。

  1. 買いの成行注文、売りの成行注文
  2. 売り板の中で最も安い値段以上の値段で買う指値注文
  3. 買い板の中で最も高い値段以下の値段で売る指値注文

テイカー(Taker)

画像の出典元:GMOコイン

メイカー(Maker)とテイカー(Taker)の手数料

メイカーとテイカーの違いがわかったところで、売買手数料がちょっとお得になる技を紹介します。

基本的に、売買が成立した際には交換業者に手数料を払うことになります。

しかし、交換業者の中にはメイカーの手数料を割り引いてるだけでなく、マイナスの手数料に設定している業者もあります。

手数料がマイナスというのは、業者から手数料をもらえるという意味です。

GMOコインやビットバンク(bitbank)などはメイカーの手数料をマイナスに設定しているようです。

※2021年2月時点

GMOコイン手数料

ビットバンク手数料

画像の出典元:GMOコインビットバンク

あまり取引しない場合は手数料をそこまで気にする必要はないかもしれませんが、無駄な手数料は払わないに越したことはありません。

「塵も積もれば山となる」です。

ただ、手数料を気にしすぎてメイカーばかり使っていると、売買が成立せずビックウェーブに乗れない可能性もあるので注意してください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

仮想通貨市場が盛り上がり、Twitterでメイカーとテイカーについて間違った解釈をしているツイートが多く見られるようになりました。

そこで今回は、

メイカー(Maker)とテイカー(Taker)の違い

について実際の画面を使って解説しました。

正しい知識を身につけ、無駄な手数料を払わないようにしましょう。

みなさんの生活が少しでも豊かになりますように!

時には起こせよFIREムーブメント!

以上、ラテマエでした!

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