こんにちは、ラテマエです!
FIRE(早期リタイア)を目指す過程で学んだことや生活に役立つ情報を発信するためブログを立ち上げました。
今回は確定拠出年金(通称iDeCo)の定期預金についてお話しします。
iDeCoを始めたものの、運用商品をどれにするか決めることができず、定期預金で運用している方も多いのではないでしょうか。
iDeCoは掛金を全額所得控除できるため、定期預金でも十分メリットはあります。
ただし、定期預金の運用利回りだけをみるとほぼマイナスであることをご存知でしょうか。
マイナスの運用利回りになるのは、定期預金の利息よりも運用にかかる手数料が高いことが原因です。
だからといって定期預金から他の商品に変更することをすすめているわけではありません。
税金が安くなるだけで十分だという人、外国株などの投資信託に投資する人など、リスク許容度は人それぞれです。
あくまで情報提供ということで、参考にしていただければ幸いです。
それでは、iDeCoの定期預金の運用利回りがほぼマイナスになる原因について詳しくみていきましょう。
iDeCoの手数料
iDeCoにかかる手数料は主に以下の5つです。(※カッコ内は手数料がかかるタイミング)
- 加入時にかかる手数料(加入時)
- 拠出時ごとにかかる手数料(運用時)
- 運営管理費(運用時)
- 給付手数料(給付時)
- 還付手数料(還付時)
この記事では定期預金の運用利回りについて解説するため、運用時以外にかかる手数料は無視します。
「2の拠出時ごとにかかる手数料」は、最安の金融機関で171円です。(※2021年1月現在)
従って、月1回拠出した場合の年間手数料は
となります。
「3の運用管理費」は金融機関によって異なりますが、SBI証券や楽天証券などであれば無料です。
iDeCoの定期預金の利息
iDeCoの定期預金の利率は金融機関や種類によって異なりますが、概ね0.02%〜0.03%です。(※2021年1月現在)
仮にiDeCoの拠出額平均の16,000円を毎月拠出したとすると、1年後の合計拠出額は192,000円になります。
定期預金の利率を0.03%とすると、年間の利息は
となります。
よって、iDeCoを初めて1年目の定期預金の運用利回りは、
となります。(※運用時以外にかかる手数料は無視)
合計拠出額に対する利息が少ないうちは、iDeCoの運用時にかかる手数料の方が大きくなり、運用利回りはマイナスとなります。
ちなみに、iDeCoの運用時にかかる手数料2,052円を、定期預金の利息で得るために必要な資産(Aとする)がいくらになるかというと、
A = 2,052円 / 0.03% = 684万円
です。
毎年19,2000円拠出したとして、合計拠出額が684万円に到達するのは36年目となります。
うーん、ずいぶん先の話ですね(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はiDeCoの定期預金の運用利回りがほぼマイナスとなる原因について解説しました。
ポイントは、
です。
ただし、iDeCoは掛金を全額所得控除できるため、定期預金で運用するメリットは十分あります。
知らずに定期預金にしている方やこれからiDeCoを始める人などに、少しでも参考になれば幸いです。
定期預金以外の運用商品について興味がある方は、以下の記事を参考にしてみてください。
みなさんの生活が少しでも豊かになりますように!
時には起こせよFIREムーブメント!
以上、ラテマエでした!
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