こんにちは、ラテマエ(@lattemaestro)です!
このブログでは、FIRE(早期リタイア)を目指す過程で学んだことや生活に役立つ情報を発信しています。
以前の記事で、「コインチェックからバイナンスへ仮想通貨IOSTを送金する方法」について紹介しました。
記事の中で詳しく書いていますが、IOST送金時には、送金先のアドレスとメモを入力する必要があります。
アドレスが未入力だと送金できないので問題ないですが、厄介なのがメモの未入力です。
アドレスを入力していれば、メモが未入力でも送金処理は完了します。
しかし、送金先が取引所だった場合、メモが未入力だと入金されません。
さらに、何もしなければ返金もされないので、最悪の場合、送金した資産はなくなります。
メモ忘れがなぜ問題なのか?
IOSTを海外の取引所バイナンスに送る場合を例に解説します。
送金先がバイナンスの場合、そのアドレスは「binanceiost」という全ユーザー共通のアドレスが使われます。
そして、バイナンスは各ユーザーをメモによって特定しています。
つまり、メモがないとバイナンスはユーザーを特定できません。
手紙を送る場合をイメージしてみてください。
アドレスが「マンション名」、メモが「部屋番号」だとします。
マンション名(binanceiost)がわかっても、部屋番号(メモ)がわからないと手紙は届きませんよね。
ユーザーが特定できないIOSTはアカウントに入金されず、何もしなければ返金もされません。
最悪の場合、送金した資産はなくなります。
しかし、送金先が取引所だった場合、メモ忘れで送金したIOSTは返金される可能性があります。
100%とはいえませんが、多くの人が無事に返金されています。
そこで今回は、
について解説します。
本記事で解説する方法は、コインチェックからバイナンスへIOSTを送金した場合の方法になります。
送金先がバイナンスの場合は、ほぼ同様の手順で大丈夫だと思います。
ただし、
返金までに10ヶ月かかった方に情報を提供していただきましたので、その経緯についてもまとめています。
本手順は返金を保証するものではありません。
送金ミスによる損害については責任は負いかねます。
メモの入力忘れで送金したIOSTを取り戻す手順
手順1:コインチェックの送金履歴を確認
コインチェックにログイン後、メニューの「暗号資産の送金」をクリックすると、送金履歴が表示されます。
送金できていない履歴をクリックすると、送金情報の詳細が表示されます。
「TXID」の文字列をクリックします。
より詳細な送金情報が表示されます。
手順2:バイナンスの資産回収ページで返金申請
バイナンスにログイン後、リカバリーページにアクセスしてください。
このページが返金申請のページになります。
通貨やTXIDなど必要事項を入力し、「提出」をクリックします。
①通貨:IOST
②入金額:コインチェックから送金したIOSTの枚数
③TxID/TxHash:手順1でコピーした「TXID」
手順3:返金内容を確認
返金の申請が完了すると、バイナンスから返金処理の内容が記載されたメールが届きます。
以上で、返金申請自体は終了です。
めでたしめでたし・・・ではありません!
冒頭にも書きましたが、
ご自分のウォレットに返金されるまで気を抜いてはいけません。
実際、返金申請完了から返金されるまで10ヶ月かかった方(Aさん)がいます。
ここからは、Aさんから提供いただいた情報を元に、その経緯について書いていきます。
返金されるまでの経緯
経緯1:コインチェックに問い合わせ
返金申請完了から数日経ってもコインチェックに返金されなかったため、Aさんはコインチェックに問い合わせました。
すると、コインチェックから以下のような回答がきました。
- バイナンスに下記の情報を当社宛に連絡するようお伝えください。
- 送金日時
- 送金数量
- TXID
- 送金先アドレス
- 当社へ連絡が難しい場合、下記の情報画面キャプチャをご提出ください。
- バイナンスの返金処理の画面(TXID、日時、数量)
- バイナンスアカウントの個人情報画面
Aさんは、バイナンスにコインチェックへ連絡可能か確認してみましたが、「そんなサービスはしていない」ということでした。
そのためAさんは、返金申請完了時にバイナンスから届いたメールにあった返金TXIDなどの情報をコインチェックに送りました。
経緯2:コインチェックからの回答
数週間後、コインチェックから以下のような回答がきました。
返金時のTXIDにお間違いはございませんでしょう
え?同一のTXID?そんなことあるの?
Aさんは不思議に思いながらも間違いないことを再度伝え、自分でも返金TXIDについて調べてみました。
すると、コインチェックから送金したIOSTの枚数と、バイナンスから返金処理された枚数が異なっていることがわかりました。
経緯3:バイナンスに問い合わせ
送金枚数と返金枚数が異なることをバイナンスに問い合わせると、バイナンスから以下のような回答がきました。
なんだってーーー!
バイナンスがコインチェックの共通アドレス(cc_iost)に、複数顧客の返金分をまとめて送金していたのが原因でした。
メモ忘れで送金した落ち度がこちらにあるとはいえ、何と雑な処理をするんでしょう。
経緯4:コインチェックからの回答
コインチェック側も処理に困っているらしく、数か月後にコインチェックから以下のような回答がきました。
そのため、お客様のアカウントへ返金されるまでお時間を頂戴しますことご容赦ください。
システム開発・・・
このとき、Aさんは返金されることをほぼ諦めました。
Aさんとやり取りしていた私も正直、「返金は厳しそうだな」と思いました。
ネットやTwitterで情報を調べるも、有効な手立てはなく、コインチェックからの回答を待つしかありませんでした。
経緯5:ついに返金の知らせが・・・
Aさんが返金申請してから10ヶ月。
ついにコインチェックから返金処理が完了したとの連絡がきました。
なお、取引履歴には「システム対応分(預入)」と表示されております。
いやー、長かった。
返金申請完了時には、こんなに時間がかかるとはAさんも私も思ってもみませんでした。
Aさん、本当にお疲れ様でした。
無事返金されて良かったです。
もしかしたら、コインチェックのシステム開発により、今後はスムーズに返金されるかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
仮想通貨市場が盛り上がるにつれ、取引所間で送金する機会が増えました。
それに伴い、送金ミスも増えています。
そこで今回は、
について解説しました。
本記事で解説する方法は、コインチェックからバイナンスへIOSTを送金した場合の方法になります。
送金先がバイナンスの場合は、ほぼ同様の手順で大丈夫だと思います。
ただし、
実際に、返金申請完了から返金されるまで10ヶ月かかった方がいます。
その方からご提供いただいた情報を元に、返金までの経緯について書きましたので、合わせてご覧ください。
送金ミスによる返金が、いかに面倒かわかると思います。
IOSTに関わらず、仮想通貨の送金時は細心の注意を払って下さい。
それでも送金ミスした場合の手助けになれば幸いです。
本手順は返金を保証するものではありません。
送金ミスによる損害については責任は負いかねます。
みなさんの生活が少しでも豊かになりますように!
時には起こせよFIREムーブメント!
以上、ラテマエでした!
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